Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

「パナマ運河の渡り方」その2

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「イミグレーションとパナマ運河の手続きについて」

 

Colonに到着後、2日目。

 

Shelter Bay Marinaにあるイミグレーションへ。

係のおばちゃんが、「ここに来る前にここで手続きをして来て!」と、隣の小さな掘っ建て小屋を指して言う。

「ここですか?」

「そうよ。でも10時過ぎでないと開かないから」と、待つ。

なぜ同じ事務所にしないのか、謎。f:id:SailingSiesta:20210331125542j:image

そして10時過ぎ、この事務所に向かおうとしたら、エージェントのお兄さんが私達を待っていたのでした。(写真左)

 

右の野球帽をかぶったおじさん、仕切りに携帯をいじってると思ったら、お気に入りの音楽を大音量で流し始める。

所々、質問があるけれど、音が大きくてよく聞こえない。間にエージェントのお兄さんが通訳で入ってくれるものの、お互いによく聞こえず、しまいにはみんな大声で話すことに。🤣

書類にスタンプを押され、ここがクリアランスの事務所だったと初めて知る。

 

そして、先ほどのおばちゃんの所へパスポートを持参して、滞在許可のスタンプを押してもらい、終わり。

無事に入国審査パス。

 

マリーナのおじさんが、船のサイズを計りに来るから、しばらくここで待つように!と、また待たされる。

 

しばらくして、別の「船のサイズを測るおじさん」がやって来たと思ったら、

「これから、そちらの船に向かいます。私は別の船で行きますから、お宅の船に行ってください。」と。

一緒にAnnexに乗ってもらっていいんだけどな。


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別の船で横に来て1人だけ置いて行ってしまった…。

船のサイズって あらかじめわかっているのに、なぜまた測らないといけないのか、疑問。

しかも、測り方が結構いい加減。(笑)

 

係のおじさんに飲み物を勧めたら「お茶ください」と。

え?こんなに暑いのにお茶?熱いのでいいんですか?

後の会話でわかったのだけれど、このおじさんは香港生まれの方。同じアジア人で、思い切り世間話までしてしまいました。

 

このおじさんはパナマ運河の職員で、慣れた手つきで所定の用紙に書き込んでいきました。

よくある 船の大きさや長さ…などの情報。

他に聞かれたのは、Hornがあるかどうか。

トイレの汚水タンク付きのものはあるかどうか。

船自体の重量と、家具がついた時の重量(net & brut) 

ボートスピードはどれくらいか?(遅すぎてもNG)

「適当でいいです。」と、控え目に言ってくれるおじさん。

 

運河を渡る際の注意事項を教えてくれる。

・ハンドライナーというロープを持つ係を4人必要。

1人につき100ドル支払う

・ハンドライナー 又は パイロットに食事の用意。

・ハンドライナーは船で寝る

・支払いはクレジットカード💳可。

 

ライナーに関しては、私も1人としてカウントできるので3人お願いする事に。

ニコラはキャプテンなので、終始、ハンドルを握ります。

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じゃーん!これがパナマ運河の通行証。

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そして、おじさんはまた帰って行きました。

 

支払いが終われば、いつでも出発OK!

以前は3週間くらい待たないといけなかったようですが、Covidの影響か、運河を渡る船も激減しているようで待たずに渡れます。

 

パナマ運河を越えるのに必要な額。

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Siestaは50フィートなのですが、今は小さくても同じ値段だと聞いています。

Permit cruising に関しては、運河を渡り始めてから1週間以内にパナマの国外へ出る場合は必要なし。

それ以上は185ドルかかります。

個人だと手続きが面倒とのことなので50ドル追加でエージェントにしてもらう事にしました。

 

この他に、借りフェンダーの受け渡しに25ドル(これはマリーナへ支払う)、運河を渡り終わって返却するのに12ドル現金で必要でした。

 

さて!支払いが終わったところで いよいよ運河を渡ります。