毎日の学校の送り迎えで知り合ったタヒチアンのママさん モレアニに頼まれて、寿司を一緒に作ることになりました。
「一応、作り方は知っているのだけれど、本場の人の作るのが見たい!」というので、教えると言うより一緒に作ろうということになったわけです。
思えば、カリブ海ではフランス人のシェフと2人で一緒に作ったな〜、と懐かしい思い出が。
朝、迎えに来てもらってスーパーに買い出しへ。
タヒチは普通のスーパーでも結構な日本食が揃うのでありがたいのです。
一緒について来た友達 ヒナテアも同様に同じ量をカゴへ。寿司用のお米、海苔、醤油(よく見ずに買ったら甘い醤油だった😂)、マグロ、サーモン、エビ、きゅうりなどを購入。
モレアニの家に着いて、まずは米の計量…。用意していった計量カップを見て、
モレアニとヒナテア「計るの?」😄
私「え?計らないの?」😳
買ったお米は2キロ。
最終的には、この2キロの米を全て炊いたのでした。こんなに大量に作るの初めて〜。😱
寿司酢もかなり必要なので普段と勝手が違く、砂糖の量におののいてしまった私に対して、塩の量に躊躇したタヒチアン達。
どうやら、糖分に関してはとても寛容だけれど、塩分にはとてもこだわるらしいのです。
実際、塩は半量にしていました。寿司酢が甘いシロップに。😬
モレアニの庭には雌鶏が12羽。
採れたての美味しい卵を使って卵焼き。
美味しくないわけがない!ちょっと甘めに作ったら、美味しい美味しい!と味見がとまらなくなっていました。
他の材料を切り終わった頃、大きな鍋2つ分のご飯が炊き上がり。
バットに広げて、寿司酢を混ぜて、希望で炒りごまを加えて…。
それにしてもすごい量!😆
モレアニが学校に子供たちを迎えに行っている間に、私は1人、餃子の下ごしらえ。
子供たちが学校から戻って来て、早速巻き寿司に挑戦。
巻いていると、パパさんと義理パパさん登場!
皆んなで楽しく巻いたのが この写真。
寿司の量がダイナミックです。
この後、握り寿司も作りました。
おまけの餃子も、一緒に手伝ってもらって。
お2人仲良く、愛の餃子❤️
一方、モレアニは私にタヒチアンがよく食べる「ポエ」という一品を作ってくれました。
マンゴーやバナナ、パパイヤなど、果物だったらなんでもいい、とのことでそれをタピオカ粉と混ぜてオーブンで焼き、出来上がったらココナッツミルクと食べるというもの。
彼女の家では、タヒチでは高級品のピタヤ(サボテンの実、ドラゴンフルーツ)が採れるので、鮮やかな紫色の「ピタヤのポエ」が出来上がりました。
ほんのり甘くてモチっとした食感にココナッツミルクの優しい味が加わって、美味しかったです。
お寿司を切る側から、「ねぇ、ソースは?」と家族のみんなに訊かれて「?」「?」という状態なのですが、どうやらタヒチでは醤油だけでなく、いろんな味ミックスの特別ソースを作って食べるそうです。
タヒチの寿司のソース: マスタード、醤油、オイスターソース、ケチャップ、はちみつ、砂糖…。
家庭によって味が違うのでしょうが…甘い。😅そうだった、使った醤油も甘いタイプでした…。😂
お餅(大福)の話になり、前日作った大福を味見してもらったら、皆さん、喜んでくれて…。本当に美味しい〜と褒めてくれました。
食後のデザートに、白玉粉で「みたらし団子風」を一緒に作ったら…義理パパさん、感動して握手を求められました。🤣
タヒチアン、本当にもちもち好きらしいです。
みたらし団子のタレをメモに控えていったのですが、それを見てお鍋に材料を入れていって、と伝えたら…
砂糖の大さじが私の計算では「すりきり」なのですが、彼女の場合は、「山盛り」。すでに倍量を使っているわけです。
甘すぎてバランス悪くなっちゃったなー、と醤油を加えたけれど、またこの醤油が甘かった。😵💫
笑ってばかりの寿司のアトリエでした。
改めて、和食って結構、お砂糖使うのね、と発見したと同時に、
タヒチアンはその倍以上、消費するのね〜、と。
何事も、ほどほどが一番です。