楽しかったタハァ島を後に、タヒチへ戻って来ました。
友人 コリンヌが加わって4人となったSiestaでしたが、
更に、一組のカップル フィリップとネリーを迎えました。合計6人!
10名分のベッドがあるので、定員までかなり余裕はあるのですが、普段の倍となるとちょっと勝手が違う。
フィリップの事について少しだけ。
2019年秋に私たちがフランス南西部を出発して、一番初めに到着したスペインの港 Gijon ヒホンで知り合った友人なのです。
クリスマスにカナリー諸島で再会する約束をして別れたのですが、その後、フィリップの船は事故を起こしてしまいました。
↓ ↓ 当時の事を、以前のブログで綴っています。
当時の彼らの夢は、ホーン岬(南アメリカの最南端)を通過して太平洋へ行くということだったので、ポリネシアに着いた私たちは、フィリップに船で一緒に旅をしないか誘ったのでした。
そんな訳で、約2ヶ月、彼らのヴァカンスを一緒に過ごすことになりました。
タヒチを出て、トゥアモトゥ諸島を巡って、とりあえずの目的はマルキーズ諸島(マルケサス)。
トゥアモトゥは土地が平坦で乾燥して植物も育たないため、野菜や果物などは期待できず、物価もとても高いために、相当量を買い込んでいくことになります。
3人分でも結構な量なのに、6人分の食料…。日用品から食品まで、大きなショッピングカートに2つ分。
レシートもかなり長くなりました。
タヒチを出る前日、私たちの周りをクルリと回る船が…。しかも、笑顔で手を振っています。
知らない人。???誰?と思った途端、船尾の旗を見て、ピンと来ました。
その船は、「エストニア船籍」でした。何を隠そう、Siestaもエストニア🇪🇪籍なのです。
というか、この旅を通じて、エストニアの船を見たのは初めてでした!🤩🥳
アペロに招待して話を聞いたら、エストニアのヨットの団体から、彼らに「パペーテにエストニアの船があるから様子を見に行ってこい!」というミッションがあったそうなのです。
で、来てみたら、アジア系フランス人と日本人家族。おまけに、エストニア語を話さない。😂
※なぜ、Siesta号がエストニア籍なのかというと、船を買ったのがエストニアだったのです。
通常は、自分の国の籍にするものですがフランス籍だと手続きに何ヶ月もかかったり、登録料などの税金のようなものが結構な金額だったので…。
船の売買の仲介業者(ブローカー)さんの好意で、エストニアの住所を登録してくださって、晴れてエストニア籍をゲットできたわけです。
譲渡手続きも、オンラインで2時間ほど。手数料も、1万円もしなかったと…。
エストニアはフランス同様、ヨーロッパ共同体なので、特に問題もありませんでした。