Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

無人島は忙しい@Tahanea タハネア環礁

年が明けてめでたいと思っていたら、もうあっという間に1月も半ばになってしまいました。

書きたいことがたくさんあるのに、気持ちがなかなかついていかない日々。

記憶が薄れないうちに、先月にアップした旅行記の続きをアップしておこうと思います。

 

Raroia ラロイア島からTahiti タヒチ島までの移動はこんな感じでした。

マケモ島は、何度か通過しているのでパスしますが、やっぱりここの海はキレイだ…。

村の中心部がすぐ近くなのに、この海の美しさ。
この島は、あいさつ度が物凄いのです。
すれ違うたびに、みんなが笑顔で「ia orana〜」と声をかけてくれます。

さて、今回、とっても楽しみにしていたのが、無人島に行くこと。

Tahanea タハネアという環礁は、住人がいないのです。

 

やったー!誰もいない〜!独り占めだぜ!という気持ちもありつつ、

ここで何かあったら助けに来てもらえないという緊張感もあり、ちょっと複雑なんですよね。

 

ここでの写真は果てしなく続くエメラルドグリーンの海ばかり。

見渡す限り海。
motu モトゥと呼ばれる小島は、毎日日替わりで冒険しに行きました。
あ!ヤシガニ
お昼ご飯はBBQです。ベニティエ貝の焼いたのがおいしかった…。🤤
フランスだったら「ビーチでBBQ禁止」とか言われるけれど、ここでは誰も言われない。
ココナッツの葉を敷物にして、自分の空間を楽しむ娘。
あぁ〜、酔っ払っちゃった、みたいなミカちゃんのシエスタ
ココナッツの若芽を採取中。たけのこのような感じと言ったらわかるかな。
どれでもいいわけではなく、斜めに生えているものを切断。
その後、ちゃんと生えてきます。
味は、ココナッツの香りがしてほのかに甘い!
我が家ではビネグレットと和えて生をサラダでいただきます。

このタハネアには5日間いたのですが、のんびり過ごすどころか、毎日、何かと忙しい。

午前中、ミカの散歩を兼ねて、新しい小島を探検。

ヤシガニがいそうな穴を探して、ココナッツ🥥を割って、その穴の近くに括り付けておく。

ココナッツの繊維がわさわさしていたら、巣がある可能性大。
ミカちゃんっ!匂いがするのか穴に突進。
見てる方がドキドキなのです。挟まれたら困るからやめて〜!

この時、目印になるもの(木の枝やヤシの実など)をビーチに置いておく。

暑いので海に飛び込む。同時に、岩についているベネティエ貝を探して採取。(これがなかなか重労働)

昼ごはんに船に戻る。

シエスタが終わったら、また海へ。ミカの夕方の散歩。

船に戻って夕飯。

20時頃、ライト🔦を持って、暗闇の中、島に戻る。(サンゴにぶつからないように海を照らしながら進むのでかなりスリリング)

目印を頼りに、昼間仕掛けておいたココナッツの罠を見に行く。

ヤシガニがいたら、捕まえる。

 

1日の流れはこんな感じでした。

ヤシガニは夜行性らしく、暗くなってから探しに行くのですが、

たまに巣穴を探していると日中でも遭遇する時もあるのです。

ヤシの葉っぱの下に隠れていたのを発見!
逃げられないように、紐で縛ります。
が!これが結構怖い。挟まれると指も切断されてしまうのだとか。
よぉーく見ると、子供の奥歯みたいです。怖っ。
ビビリな私は、小枝を挟んでもらってちょっと安心するのです。

獲れない日もあれば、結構な量が獲れる日もあって、月が関係してるのかな?

多い日は10匹近く獲れたけれど、1匹は逃げられ(苦笑)、残りを持ち帰るのに苦労しました。どの子も別々にしておかないといけないのです。お一人につき、バケツ一つ、みたいな。

 

そういえば、ラロイアの友人がヤシガニを4匹獲った時のこと。

別々にバケツに入れておいたのに、犬同士が喧嘩をしてそのバケツをひっくり返し、庭に逃走する事件がありました。🤣もちろん、探すわけでもなく、たとえ探しても見つかるわけでもなく。いつか、どなたかが見つけるでしょう。

 

で、話が元に戻って、9匹ものヤシガニを持ち帰った時のこと。

括り方が悪かったのか、音がすると思ったら、海に1匹が逃走しました。😂

そしてその晩、真夜中に…。ガチャッ!と貝殻が重なるような音が聞こえたのです。

眠い目を擦りながら、音のする方へ歩いていくと、ミカが爪で滑って床を歩くような音が聞こえてきました。

 

ん?でも、ミカは私の寝ていたベッドの足元でいびきをかいているし。

何? そう思ったら、また床を滑るような音。🥶

 

なんと!床を歩いていたのはヤシガニでしたっ!😱😱

 

ガチャッと聞こえたのは、窓の下に置いてあった貝殻のレイ。

窓から船内に落っこちて、貝殻のレイの上に着地したのだと思われます。

もし、これが聞こえなかったら?貝殻のレイを置いてなかったら?

床に寝ているミカが挟まれたら?

そう思うと、本当に怖いです。

カラフルなヤシガニたち。これは〆た後。
そうよ、獲った時にすでにこうすればよかったのにね。

 

人が住んでいないだけあって、魚も豊富。

環礁に入るパス(出入り口)付近では、巨大な魚が釣れました。

そして、その周りには、サメの家族がぐるぐると…。

漁れるわ、漁れるわ、たくさんの魚。
これ、かなり巨大サイズ。
シガテラ毒が怖いので、どんな魚かネットで調べたいけれど、
あぁ、ここはネットが通ってない。😩
恐る恐るいただきましたが、おいしかった!

魚を捌いていると、来るわ来るわ、大量の魚たち。

もちろん、サメもやってきて、驚いたのが巨大なナポレオンフィッシュ

手の届きそうな所までやってきて、おこぼれをいただいてました。

なんとまぁ、人懐っこい。

 

ヤシガニをたくさん獲ってホクホクでしたが、実は伊勢エビも獲りたかったのです。

トゥアモツ諸島では潜る必要がなく、外海に面したゴツゴツの岩場の浅瀬で獲れます。

こんな所で伊勢エビが獲れます。

ただ、いくつか条件があって、外海に面しているため、波の穏やかな日でないと水の中が見えなかったり、月が出てくるタイミングを待たないといけないのだそうです。

新月の時期は暗くてよく見えないし、かといって月の出る日でも、時間によっては沈んでしまう時間もあるので、その辺をチェックしないといけなくて、伊勢エビ獲りはちょっとハードルが高いのです。

ラロイア島では私は伊勢エビ狩りには行っていないのですが(夜中の2時だった🥱)、同行したニコラの話では、伊勢エビのアンテナが見えたら、速攻捕まえるのだとか。

ラロイアの友人は素手で捕まえていたそうです。すごっ。その時の収穫は23匹。🤩

ランドセル風に大きなバケツを背中に背負っていたニコラ。かなり重かったそうですよ。

 

5日間の無人島体験。

インターネットもなく、のんびりできると思っていたのに、

忙しくてあっという間の滞在でした。

心残りは、ドローン撮影ができなかったこと。

パナマにて。買ったのに、ずーーーっと使う機会がなくて大事に持ってたのにね。

実は一昨年、パナマを出る前に買ってあったのですが、人が周りにいたり、

街の中だったりで、なかなか作動させるチャンスがなかったのです。

ここだったら!と張り切ってセットアップしたのに、最初の作動は「ネットに繋げないとダメ」ということで、撮影できませんでした。あぁ、残念!

 

また機会があったら行きたいなぁ、タハネア。

観光船もなく、ツアーもない。

ここは船を持っている人だけが行ける、特別な場所でもあるのです。

 

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