Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

世界のセーラー、日本への憧れ。

ちょっとバタバタしておりまして、更新が遅れておりました。

 

 

ある日のこと。

 

船の外で作業をしていたら、どこからかやってきたディンギーから「Hello〜!」の声が。

初対面のカップルで、私が掲げている日の丸の旗を見て挨拶に来てくださったそうで。

 

「日本へ(船で)行ったことがあって、すごく良くしてもらったんです。

あちらでは、いろんな方にプレゼントをいただいて。

そんな習慣を見習って、私たちからもプレゼントです!」と。

あぁ、ミカちゃん!この頃は元気でした。
食べ物じゃないのよ〜。

英語で話しかけてこられたのでアメリカ人かイギリス人かと思ったのだけれど、おふたりに船に上がってもらったらフランス人だったという…。

ニコラも参加して、日本での航海の様子を伺ったのでした。彼らのコースは、沖縄から入り、九州〜四国〜大阪まで。

どこの港でも優しくしてもらい、大阪ではマリーナ代も無料だったとか。

また日本へ船で行きたい!と語っていました。

 

手作りの、海水でも使える せっけん。
秘密は、ココナッツオイルを混ぜて作るのだそう。
あと1ヶ月、寝かせます。

こうして日本の国旗を見て訪ねてくれたのは彼らだけではなく、実はポリネシアに来てから結構な数の方がいるのです。どの方にも共通して言えるのは、皆さん、日本でとてもいい体験をされているということ。

 

別の日にはアメリカ人のカップルと知り合い、彼らは1年間、日本で過ごされたのだそう。

と〜〜〜〜〜〜ってもいい経験をされたようで、船でまた日本へ行くと言っていました。

 

ミカちゃんもいなくなって、動物検疫が要らなくなって心がちょっと軽くなった私たち。

以前はタブーだったイギリス連邦のフィジークック諸島も行けるようになったのも事実。

「日本へ行きたいなぁ…。」

ぽそっと、つぶやくニコラ。

経験者たちからの刺激もあって、心は日本に向いてきているようです。

まぁ、すぐには行けないけれど、そのうち、そのうち…。☺️

 

日本のセーラーの皆さん、素敵なおもてなしをありがとうございます。

 

 

 

 

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Ua Pou ウアプー島 その2。ショコラティエに会う。

ヤギたち。
こんなに大勢に見つめられるの、初めてです。
ちょっと怖い。😅

 

Kaoha nui. カオハ ヌイ.   マルキーズ語でこんにちは!

ウアプー島の続きです。

この島に来たからには、あのチョコレートを作っている人にお会いしたかったのです。

彼の名前は、Manfred マンフレッド。71歳になるドイツ人です。

ショコラティエを目指して。
本当にこの道でいいのか?この先に、人が住んでいるのか?と、
不安になるような険しい道をどんどん進んで行くと…。
ありました!💕
マルキーズ人の優しい奥さまが対応してくださって、
その後、ご主人マンフレッドが買い物から戻ってきて合流。

色々なフレーバーのチョコレートを試食。(左)
どれも美味しくて、一つ、また一つ、と止まらない。
アルミの上に並んでいるのは、生チョコの大きな塊。
4人で来たので、仲良く4等分。

敷地内にたくさんのカカオを育てているとのこと。
これはまだ未熟なカカオ。熟すとオレンジ色になります。


納得の味になるまで5年くらいかかったそうで、この味は努力の賜物なんですね。

世界中から、メディアが取材に来るそうですよ。

ヌクヒバでも一軒のスーパーがこのチョコレートを扱っているのですが、ちょっと割高。

せっかく来たので、たくさんのチョコレートを買ってきました。

 

近くの滝へ。

透明度、抜群!

久しぶりの淡水に大喜び。

暑くて干からびそうだったので、この後、水浴びをしました。

私、海のない県で育ったので、川遊びは大好き!

蚊もいなくて、居心地が良くて、かなり長い時間、遊んでおりました。

 

2007年、2019年、マルキーズのフェスティバル会場となったマラエ。
次のウアプー島でのフェスティバルは2030年だそうです。
建物の後方の柱に彫刻がないのは、次のフェスティバルの時に彫るのですって。
王様の座る座席。
右はタトゥを掘るのに使われた石。
ガイドさんが熱っぽく語ってくれました。

山奥の、ひっそりした所にあるマラエ。

昔の人々の信仰や結婚から葬儀まで、暮らしに密着していた神聖な場所なのです。

当時の人々の暮らしを想像しながら、山を降りたのでした。

 

ウアプー島の話はこれでおしまい。

お付き合いいただき、ありがとうございました。☺️

 

 

 

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Ua Pou ウアプー島へ。その1

1週間の学校の休みを利用して、お隣の島、Ua Pou ウアプー島へ行ってきました。

実はここ、2度目です。

前回は時間がなくて中心部だけ徒歩で周ったのですが、今回は車を借りてじっくりと観光してきましたよ。

まずは腹ごしらえ。
ランチはバーガーとフライドポテト。

同行した友人が、揺れてる船の中でこれを作るなんてすごい!とビックリしてましたが、私にとっては日常。まぁ、慣れたものです。

伝統工芸品を作る友人 セドリックと再会。
TIKI ティキを作ってます。

セドリックとの出会いは、ごく最近。

私たちが滞在しているNuku Hiva島で。大きなクルーズ船が日替わりで毎日のように来ていたことがあって、工芸品を売りに来ていたのでした。(Ua Pouには大型船は入れない)
毎日、お土産屋さんの脇で寝泊まりしているので気の毒に思い、船に泊まりに来てもらってもいいと提案したのですが、売り物のお土産グッズから目を離せないということで却下。

Ua Pouに来たら、工芸品売り場にいるからおいで!とのことで、再会したわけです。

でも、ここでも地べたに簡易マットレスを敷いて寝泊まりしてました。😅

何軒か先がお母さんの家なのに、最近、若者がこの敷地内に入ってイタズラをしたようで…。防犯のためにここにいるんですって。

 

Ua Pouはとても乾燥していて、どこも水不足。大地もカラカラです。

 


www.youtube.com

ヤシの木に貼り付けられた魚の尻尾コレクション。
そして、大きなパンの実。

そして、そして…。

Ua Pouの手作りチョコレート

私、どちらかというと、あまりチョコレートに惹かれる人間ではないのですが…。

ある時、友人からお茶請けにひとかけもらって衝撃を受けたチョコレート。

実は私だけではなく、Ninaもニコラも、えぇぇっ?何、このチョコ?んんんまい。

 

そのチョコレートを作ってる方に、お会いしてきました!

続きは、次のポストで!😉

 

 

 

 

 

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Adieu Mika.

2月24日 土曜日。

朝一番で獣医さんに連れて行って、診てもらいましたが、

その時にはもうミカさん、ぐったり朦朧とした状態。

このまま延命をさせても苦しい状態を続けるだけなので、

ミカさんとさよならをすることにしました。

当時、子供のいなかった私たちにとっては赤ちゃんを迎えたようなもの。

どこへでも一緒に連れて行きました。

車はもちろん、電車や船にも。
シャトーホテルへ、そして、日本へ。

 

パパとママの愛情をたっぷり受けて過ごしていたのに、

ある日突然、赤ちゃんがやってきた。

何だこれ? チッ、面白くないなぁ。

それからは、毎日、ミカはNinaと一緒。

この14年と10ヶ月の間、我が家を離れたのはたった3日。
ミカたん、初めての外泊は、ボーイフレンドのわんこ邸でデートだったのですが、赤ちゃんには恵まれず…。

あとの2日は、私がNinaの出産で病院に入院している時に、ニコラが夜勤だったので仕方なく、近所の友人宅でお世話になったのでした。

それ以外は、ず〜〜〜〜〜〜〜っと一緒でした。

 

フランス国内はもちろん、Vanでヨーロッパのあちこちを巡り、その後、船の生活も4年。

この小さなビーグルが駆け巡った国は、なんと19カ国。

あちこち世界中を旅して幸せだったかもしれないけれど、

のんびり庭でくつろぐことができなくなって、不幸な犬だったかもしれません。

 

この2年あたり、命の危機が何度か訪れて、ミカの体毛も段々と艶がなくなって歳を感じていたのですが(このあたりは、私も一緒。😬)、特にこの3ヶ月は、私たちも夜もぐっすり眠れないほど。犬の介護も相当、辛いものがありました。

 

まだNinaがお腹の中にいる時、ニコラが夜の散歩にミカを外に出した時、ネコがいて追いかけて行ったのです。運悪く車が通って、ミカが撥ねられたことがありました。

その時、丸々と太っていたので脂肪がクッション代わりとなって、弾んで大した怪我もなかったのですが、その時、いつ別れの日が来ても悔いのないように、毎日たっぷり愛情を捧げよう、そう思ったのです。

 

大好きな食べ物も口にしなくなったあたりから、心の準備ができていました。

そろそろ、私たちとお別れなのかな、と。

 

ミカが眠るように穏やかに逝ったので、最後まで一緒に見届けてあげられた安堵感、達成感…。悲しさの裏に、色々な感情が湧いていました。

 

一番懐いていたパパ、ニコラ。

過去に何度か犬を飼ったことがあったのですが、旅行中だったり仕事があったりして、愛犬の死に際に遭遇したのは初めてだったようです。ペットロスというと大袈裟ですが、まだやる気が起きないと言っておりました。

 

友達であり、ライバルであり、姉妹でもあるNina。

彼女が生まれた時からずっと一緒だったので、ミカのいない生活はありえないようです。

注射を打って、元気になるのかと思っていたらしい。🥺

昨日の晩は、泣いてばかりで、夜も眠れず…。ミカちゃん、を連呼していました。

 

ミカにとっては食事とグルーミング係だった私。

やっぱり寂しいけれど、こうして過去の写真を見ていると、いい思い出を共有したなぁと、感謝の気持ちでいっぱい。不細工だったけれど、可愛かったなぁ。

はい、私は元気です。

 

お別れ前の最後の瞬間と、最後の別れ。

何が寂しいかって、船に戻ってきてミカがいないこと。

「ただいま〜。ミカちゃん、大丈夫だった?」という、反応がないのが辛いです。

 

私たちも家族3人で新たなスタート。

動物検疫から解放されて、自由にどこへでも行けるようになりました。

そのうち、日本へも行きたいなぁ。

 

ミカも、遠くの空で、また新しいアドベンチャーに挑んでいるかもしれません。

 

たくさんの方々からお悔やみと励ましのお言葉をいただきました。

こんなにも大勢の応援団が後押ししてくれて、ミカもさぞ幸せだったと思います。

今まで、応援してくださった皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

 

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タイムリミット

我が家のアイドル犬、ミカ。

私たちが彼女と過ごす時間もあと少しとなってきました。

 

あと3ヶ月で15歳。

もうちょっと頑張って欲しいけれど、そこまで体力は持ちそうにありません。

 

この1ヶ月、この週末まで持つかな?という繰り返し。

それでもなんとか頑張ってきました。

ビーグル犬だけに、食べることが大好き。

パパとご飯とどちらが好きか?って聞いたら、悩んでしまうのではないかと思うほど、食欲の塊でした。

子犬の頃は、食事中でも静かにしていて、その存在を忘れてしまうほどでしたが、歳をとってからはヒステリックになって、食事中はくれくれの連呼。😫

 

そんな彼女が、食事も拒否をして、口にするものは水だけ。

あんなにムチムチだった体も、今は筋肉も無くなって皮と骨だけになってしまいました。

抱っこをすると、ポキッと折れそうなほど、か弱い。

それでも、毎日、朝と夕方に散歩に連れて行き、なんとか歩かせていたのですが、とうとう歩けなくなってしまいました。

 

かわいそうだけれど、オムツ生活。

我が家に、赤ちゃんがいるようで、さらにみんなから大事にされてはいるのですが…。

ミカの右後ろのものは、落ちていた骨ですよ〜。🦴

獣医に連れて行きたいけれど、島には獣医がいないのです。

フランスでお世話になっていた獣医さんに、久しぶりに挨拶メールをしたら、「昨日、君たちのことを考えていたんだよ!」と、嬉し驚きの声。

あぁ、近くにいたら、連れて行くのに。

 

そう思っていたら、ポリネシアの島々を巡っている獣医が、Nuku  Hivaにやってくるという知らせが。🥹

すぐに予約を入れて、土曜日の朝一番で診てもらえることになりました。

 

ミカちゃん、頑張って!

私たちの応援は最後まで続きます。

 

 

 

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Nuku Hiva アドベンチャードライブ

チャレンジ!

この週末から1週間のバカンス。

Ninaの通う中学の先生もお休みする方が多いらしく、プロフェッサーがいなくて空き時間ばかりと嘆く娘。

中学教師の友人も、育児休暇と組み合わせてちょっと早めにバカンスをとって家族とタヒチへ旅行中。

 

不在の間、車を自由に使っていいとのことなので、有り難く、毎日のようにお出かけ。

Ninaを学校へ送った後は、ミカと一緒に島巡り。

オフロードを延々と…。
平らなように見えて、体も頭もシェイクシェイク。😵‍💫🥴
友人の4WDはサスペンションがないので、これでもか!というくらい揺れるのです。
長い時間揺られてクタクタのミカ。
レモンの木があったの早速、収穫。
果物の木があちこちにあるのです。

 

ドライブ中、たくさんの動物たちを見ました。

まず、馬。

道端にもたくさん。
野良馬…か。

森の中にも、馬の集団が。
飼い主は、いないらしい

 

アンカリングしているTaiohae タイオハエ湾。

Siestaはどこかな〜。

 

そして翌日。半日で学校が終わるので、お弁当を持ってNinaをピックアップ。

ミカちゃん、やっぱりお疲れ。この車の揺れは厳しいよね。

 

 

ヤギもいれば、野性の豚もいる。

 

そして、いつもギョッとするのがコレ。🫣🫣🫣

浜に打ち上げられたココナッツたち。

頭がゴロゴロと転がっているようで不気味。

私には大統領夫人のBrigitte Macronにしか見えないのですが、どうでしょう。😬🤔🤫🤭

 

いつも見る海からの景色と違って、森や山が近くてとても新鮮。

ドライブ中、マンゴーやアボカドなどの果物の木を探しながら移動するのも楽しかったです。

 

さて、本格的にバカンスの始まり。

どこに行きましょうか…。🤔

 

 

 

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農業高校の見学レポート

いい眺め〜。農業高校は高台に位置しておりました。

Nuku Hivaには小学校はもちろん、Ninaの通うCollege (中学)の他、Lycée Agricole という いわゆる農業高校があります。

先週のある日、オープンキャンパスでだったので見学してきました。

Lycée Agricole des Marquises マルキーズ農業高校
養蜂に関しての説明も受けました。

ハチミツが欲しかったのに売店で売っていなくて残念。

余談ですが、フレンチポリネシアって外国からハチミツを持ち込むことは禁止されているのです。花の種類のせいか、ポリネシアのハチミツって、さらりとしたさっぱりしたものが多いです。濃厚なハチミツ、好きなんですけど。😋

 

牛はいなかったけれど、家畜コーナー。
ここにはいなかったけれど、ヤギもいるらしい。

かなり暑いのですが、卵は孵化機に入れるんですね。

このブタ、壁に向かって反省しているみたいですが、水を飲んでるところ。

男性用のトイレみたいな形のステンレスの器に顔を突っ込んで、レバーを押すと水が出る仕組み。

そろそろお昼ご飯の準備。

売店で売るお昼の定食に添える「パンの実」。

BBQの炎の中に皮ごと入れて真っ黒になるまで焼きます。

右のおじさんの前にある黒いボールのようなものがパンの実。

パンの実。これが後に、定食の付け合わせとなります。

皮を剥くと、うす黄色のホクホクのパンの実が出来上がり。美味しいですよ。

日除けの中でバニラ栽培。どうやって受粉させるのかも教えてくれました。
接ぎ木のデモストレーション。


フランス時代、庭にリンゴの木があって、接木に詳しいおじさんにお願いしたことがあります。1本から5種類のリンゴが採れていたのですが、自分でもやってみたかったな〜。

左が先生。右の緑のチョッキを着た子が生徒です。

農業高校、興味深いことがたくさんあって楽しかったです。

オープンキャンパスって初めだったのですが、いい経験をしました。

 

 

 

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