Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

さよなら ピロン

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ミカちゃん、元気です!

 

今日は我が家のマスコット、ピロンちゃんの話題です。

 

ピロンを家族に迎えて2ヶ月。

当時はこんなに小さかったね〜。


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短い間に結構な事が起こりました。

ヒヨコのお姉さん格の「ナゲット」が体が弱って死んでしまったのもあったし…。


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2週間ほど経った頃、体もしっかりしてきたし、そろそろみんなで公園にお散歩に行けるかな〜と楽しみに話していた日…。

船を引き払ってヨーロッパに帰るという船仲間の家族が挨拶に来た時に、一人娘(10歳)がピロンを手に持ったまま船の中に降りようとして、そのまま落としてしまったのでした。。😱

落とした本人はケロリとしていたけれど😠、

話をしながらも私たちはピロンが心配で心配で…。

 

ちょっと前まで元気に走り周っていたのに、歩けない!というか立ち上がれないのです。😭

足の骨が折れた?

このままハンディを抱えたまま生きていくのか?

このまま見守るか?

殺してしまうべきなのか?

悩みに悩んだ1週間でした。

 

あまりに塞ぎ込んでいる私たちを見て、船仲間の加代子さんの友人である獣医さんを紹介してもらい、往診してもらうことに。


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「こんなに小さなヒヨコを診るのは初めて」と言っていたけれど、どうやら骨は折れていない様子。

食欲も旺盛なので、このまま様子を見ましょう。1週間くらいで元に戻ると思うけど、もし変化が見られなかったら、その時に考えることにしましょう、と。

 

ドキドキの1週間。

なんと、先生のおっしゃる通り、少しずつ立ち上がれるようになったのです!🤗🥳

 


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呼ぶと、隠れていた所からダチョウのような勢いで走って来たり、手の上に乗せるとクゥ〜っと眠ってしまう姿がとっても可愛いのです。

 

天気のいい日中は外のデッキで過ごし、夕方になると鳴いて家に入れてくれと呼ぶのですが、箱に入れたら直ぐに眠る。朝まで静かでいい子です。

 

行動範囲が段々と広がってきて、料理をしてると視線を上から考えると思ったら、ピロンちゃん。キッチンの窓に顔を出すようになってきました。鳥かごを買わないとね〜と話していたものです。

 

ミカ姉さんの危機があった翌日…。

風が強くて船の中に入れていたのですが、風が収まったのでいつものように外に出しておりました。

いつも どこかしらでピピピと聞こえるのですが、ふと耳を澄ましても聞こえない。

どこかに行っちゃった?

海に落っこちた?

ニコラとNinaが急いで探しに行きます。

 

戻って来たと同時に、ずぶ濡れのピロンちゃん。お隣さん側のポンツーンの脇でアップアップしていた模様。

急いでタオルで乾かし、冷たくなった体を手で温めて…くちばしから水が出てくる出てくる…。大量水を飲んだみたいです。

体も段々と温まり、羽毛も乾いてきたのでちょっと安心していたものの、まだまだ水が出てきます。

オレンジ帯びたキレイな赤の小さなトサカが少しずつ紫帯びてきました。前日のミカと同様、紫色…。😩

首が段々と下がって目も開かなくなってしまいました。ニコラが心臓マッサージや口から空気を送り込んだりしたのですが、グッタリしたまま。

ついには息を引き取りました。😭😭😭

 

悲しみはとても深く大きいですが、

航海中に海に落ちて救助できなかったり、

行方不明のままお別れするよりは、家族に囲まれて彼女なりに幸せだったかな、と思うことにします。


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↑こんなbabyだったのが、→こんなに成長していました。

 

賑やかなピロンがいなくなって、妙に静かになったSiesta。

ダチョウ走りですっ飛んできて、首をかしげながらつぶらな瞳で見つめられる事がないと思うと淋しいですが、ピロンと過ごしたのもいい思い出。

もう…動物はやめようね。悲しくなるから。

これが最近の我が家の合言葉です。