Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

Taha’a タハァ島へ 『1日目 バニラの島』

右はタハァ島北西部。

 

友人家族と別れて、私たちはタハァ島の西へと向かいます。④

ここでもランデヴーがあったのです。

 

最近のポストで「寿司のアトリエ」がありましたが、寿司を作っている時に、来週からタハァへ行くと言ったら、

「何日から来るの?僕たちもタハァへ行くから、案内してあげるよ。」との事で。

なんと、一緒に寿司を作ったモレアニの旦那さんジョナスのパパさんはタハァにお家があるそうなのです。

ちょうど息子のジョナスと一緒に船で帰るところで、すごいタイミング。

 

湾の中にドーンとある黒真珠養殖場とブティックは従兄弟がやっているらしく、その湾と隣の湾は同じ家族だと言っていました。

午後、パパさんの船でお迎えに来てくれて

私はというと、彼らの大好物の「大福もち」を用意しておいたのですが

10個くらいあったのに、ペロリ!

パパさんにまた握手を求められました。🤣

よっぽど好きらしい。

Siestaまでお迎えが。 屋根まで付いた船のガレージ。

島の所々で見る船のガレージ。

入った後は、その都度、水から上げます。船底もキレイ。

Siestaにも欲しいな〜。

 

初日は、パパさんの家周辺の散策。(バナナの絵があるところ)

Ninaはパパさんのクァッドに乗せてもらってご満悦。ジョナスはフルーツピッキング用の竿を持って出かけます。

パパさんの家の目の前の道。題して、「果物パラダイス通り」

何が起こるんだろう?

目の前の道を歩いていくと、木陰にあちこちにヴァニラが植えてあります。

そう、タハァ島はヴァニラの島なのです。

貴重な花。そして、ヴァニラの鞘。初めて見ましたが、まるでサヤインゲン。

普通の蘭と思ったら、、ヴァニラ。
右の小さなものがヴァニラの花の蕾。
インゲンのようなものを乾燥させると、お馴染みの黒いヴァニラの鞘になります。

今は季節でないそうで、かろうじていくつか鞘を見つけましたが、歩いていくと、本当に沢山の数。

タヒチ産のヴァニラは高級品で、マルシェで買っても、驚くような値段がついているのです。

ここはまさに宝の宝庫。

話によると、ヴァニラの花って、朝7時ごろから午後昼過ぎにはしぼんでしまうので、受粉をさせるのに大変な労力が要るらしいのです。

しかも、開花は1度だけ。それを聞くと、なるほど〜って、値段が高いのもわかるような気がします。

ジョナスが屋根の上で育てているヴァニラ(タヒチ産!)と、
パパさんの森からいただいてきた若い鞘。

パパさんの庭に、半日陰のヴァニラの囲いがあるのですが、なんでここだけ?と聞いたら、鳥から守るのと、

この囲いの中だったら、効率よく受粉ができるから。山の中だと、一つ一つ登ってやらないとだから大変なんだよ、と。

 

歩いていく度に、果物がなっている木を見つけては収穫していくジョナス。

固い鞘はパカイ。棉のような果実で優しい甘さ。
中央はグレープフルーツ。右はそこら辺に生えている唐辛子。
カカオ豆。サトウキビ。右の大きなものがサワーソップ。

見たこともない鞘の中に入った果物、パカイ。

トゲトゲっぽい大きな実のサワーソップ。

道端には鳥が運んできた種からできた唐辛子。

レモン、オレンジ、サトウキビ、ターメリック

そして、カカオ豆まで。

オレンジは、高い木に登ってまで取ってくれて。見た目が黒っぽくてフォトジェニックではないのですが、切ってみたら、見たことないような鮮やかなオレンジ色。

味も濃厚でジューシー、お店で売っているのとは別物でした。

 

 

ここで育ったジョナスはこの土地の全ての木を把握しているわけで

次々と果物を見つけては収穫する彼は、私たちにとってマジシャンのようでした。

冷え冷えのココナッツで水分補給。ほんのり甘くて美味しい〜!
しかし!1人に一つはツラい。量が多くて最後まで飲みきれないのです。溺れそう…。

冷たいココナッツを飲んだ後は、車でタハァ島を案内してもらいます。

 

 

山と海と

モーレア島、ライアテア島に比べたら、タハァは人口も少なくて野生的。

でも、こののんびりさが魅力なのですね。お店も少ない。

走っても走っても、まだまだ終わらない。モーレアに比べたら、かなり大きいみたいです。

 

ボラボラ島が向こうに見える、贅沢な景色。

 

パパさんの家に戻ってきたら、もう日暮れ。

目の前の、ボラボラ島のサンセット、見逃してしまいました。😂

 

 

翌日に続きます。

 

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