Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

Hiva Oa ヒバオア島をぐるり一周

「No Credit」の貼り紙でお店の存在を知る。
何もない集落で唯一の売店にてアイスを食べる。おいしい!

 

しばらくご無沙汰しておりましたが、元気に過ごしています!

 

週末ごとに船を移動して、近くのスポットを散策している私たち。

港は水が濁っていてウォーターメーカーが使えないので、移動しながら水を確保。

洗濯も週末にまとめてするパターンです

 

普段いる港は青いマーク◉の所。

スーパーや役場などは歩いて40分くらいかかりますが、一応、島の中心部にあります。

島の反対側にも行ってみよう!ということで、金曜の午後からスタートしました。

一番最初のスポットは、Hanamenu ハナメヌという所。

金曜の夜はこの湾にアンカリングをして、翌日に上陸。

ここで素晴らしい体験をしたのですが、またの機会にお話ししたいと思います。

 

土曜の午後にハナメヌを出て、二番目のスポット、Hanaiapa ハナイアパへ着いたのが日暮れ近く。逆潮に加えて向かい風なので、この距離で2時間半かかりました。しかも、波が高い!

静かな入江にある 手入れの届いた村 ハナイアパ。

日曜の朝、散策中に村人に「お昼にはここを出て、(いつもの)港へ行かないと。明日は学校だから…。」と呟いたら、この村からもスクールバスが出てるのに…と、残念そうな顔をされ。

隣にいた人懐っこい男の子Jonas ジョナスがどうやらNinaと同じ学校へ通っている様子。

「僕の家の隣からスクールバスが出るよ」と。マジで?と行ってみたら、本当でした。😅

「ここ、僕の家。ほら、あれがバスだよ。運転手がここまで車で来るの。」
(よく見ると、右奥に白いバスが!)
港にいる時よりも早い、6時15分のバス。結構、つらい。
(Jonas、わざわざ迎えに来てくれました。)
そして、バスに乗って学校へ。今日はこっちに戻ってくるんだよーと念を押して。

そんな訳で、5日間、このハナイアパの村でのんびりと過ごしたのでありました。

村の皆さんも、とても良い人達。出発する前に、「果物を用意しておくから言ってね!」と、複数の方から声をかけていただいて。

居心地がいいのです。

ただ、インターネットが使えない。😂

住人が使っているパスワードを教えてもらって、みんなの集まるスポットへ行っても、すごく遅くて使い物にならないのです。

夕飯終わったら、すぐに寝る。

健康的な生活を送っておりました。たまにはいいのかも。

 

今週末に港の知人と約束があったので、どうしても戻らなくてはいけなくて…。

木曜日の朝、Ninaをバスで見送って、私たちは船で移動。

下校時にはいつも通りで港でお迎えすることに。大丈夫かなー。

(船がトラブルなく時間内に港に着けるか? Ninaがバスを間違えずに港へ戻れるのかという心配なども多々あり…)

当日の朝、登校時間はまさかの大雨。いつもバスをかなり待つくらい時間的には余裕なので、今日も大丈夫だと思って歩いていたら、遠くにバスが見える。行っちゃった?

えぇ〜!待って〜!

Ninaとパパは走って追いかける。私とミカはゆっくり歩く。

村の子供たちが乗ってくるすぐ近くのバス停でなんとか乗れたみたい。ホッとする。

親しくなった村人が、私たちのために、花の王冠を作ってきてくれたのでした。

あれ?Ninaがいない!ということで運転手に「ちょっと待って!1人足りない!」と声をかけてくれたのだそう。

3つ作ってくれたのだけど、私たちが来なくて1つは運転手さんにプレゼントしたのだそう。
お花を摘んで、一つ一つ編んでくれたと思うと、本当にありがたい。
ポリネシアの文化って、心が伴っているなぁ…と。

「(木曜には出るけど)また日曜に戻ってくるから!」

そう言って別れたのですが、週末、忙しかったのと、天気も悪くてまた戻るには不可能で。

今週は、また港暮らしです。

 

ちなみに、木曜の朝8時前に出発して、港へ着いたのが午後3時前。7時間の移動。

島の反対側は逆潮&逆風でかなり大変でしたが、岬を越えてからは逆に潮と風に押され、天気にも恵まれてなかなかいいナビゲーションでした。道中、何kmもイルカの群れが絶えずやってきて、一体、何頭のイルカがいるのかしら?と思うほど。

 

Ninaも無事に港行きのスクールバスに乗って、再会できたのでした。めでたし、めでたし!