Siesta日和 ---シエスタビヨリ---

日仏家族。フランスを離れて世界半周旅行中。ポリネシアまでやってきました。

Raiatea ライアテア島へ

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Mooreaから北西方面にあるRaiatea ライアテア島。

タヒチ島からの距離はちょっと違うけれど(実際、島と島の距離がもっと離れていたりする)、それぞれの島の名前や位置を把握するにはこの地図が見やすいかな?

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ライアテア島 - タヒチ観光局←ライアテア島の紹介がざっと書いてあるのでわかりやすいかも。

f:id:SailingSiesta:20211023102917j:imageライアテア島はタアァ島と近く、同じラグーンの中にあります。

 

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タプタプアテアのマラエ - WikipediaWiki参照

ポリネシアのルーツでもあり、大昔から信仰にも使われたこの場所。

今はUNESCOの世界遺産に登録されて、公園になっています。

f:id:SailingSiesta:20211023102844j:image公園を散歩していたら、管理人のおじさんが沢山くれた 「タマヌー」という実。

これを乾かして潰すと赤いオイルが出てくるそうで、痒み止めなどにとてもいいらしいのです。

すり潰す石の臼みたいなのは持っていないけれどちゃんと作れるのだろうか…?🤔

それか、フードプロセッサー?どんなモノが出来上がるのでしょうか?謎です。

 

Raiatea ライアテア島には滝があるというので、お天気のいい日にみんなで行ってみました。

アンカリングしているポイントの近くにディンギードッグがあって、そこから歩いて行くこと30分。

途中の山道には沢山の果物や野菜が実っています。


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バナナ、パパイヤ、マンゴー、アボカド、ココナッツ、かぼちゃ、タロイモ…。

f:id:SailingSiesta:20211025065456j:imageあらあら、ミカちゃん!

暑いので水に浸かりたいのはわかるけど…。😵

 

果樹園を通り過ぎたら、いよいよ滝を目指してジャングルに突入です!


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小川を渡って、急な坂を登って…その都度、ミカちゃんを抱っこしてフォローしてあげて…。


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やっと着いた〜!(嬉)と言っても一つ目の滝。

ミカ姉さん、頑張ったね〜!

久しぶりの淡水に大喜びの私たちですが、滝の水は冷た過ぎた。そんなに長い間入っていられないのです。😂

 

ミカとNinaが一緒なので、2つ目3つ目の滝までは行けず、泳いでさっぱりしたところで帰り道。

果物の農園が終わった後、庭を掃除している一家に遭遇。庭といっても、芝生の庭とかではなくて、バナナやココナッツが生えている果樹園のような庭なのです。

作業をしているお爺さんに「バナナとか、少し分けてもらえますか?」と尋ねたら、「アンリに聞いてみて。下に居るから…。」とのことで、ドキドキしながら「アンリ探し」。

すぐ下に民家があって、そばにいる人に「アンリは居ますか?」って訊いたら本人でした。🤪

 

どうやらこの家のご主人らしく、さっきいたのはお父さん。息子さん、お嫁さん、お孫ちゃん…一家総出で庭掃除をしていたのでした。

 

「バナナなどの果物を売ってくれませんか?」と訊いたら、何が要る?と訊きつつ、近くにあったグァバの実を探しながら、家族に「冷蔵庫に入っているグァバ持ってきて!」と家族に命令。

いや。そこまでしなくてもいいんですけど…。😅

それから、家族中の人があちらこちらからバナナやパパイヤなどを持ってきてくれて、内心、幾らするのかしら?とちょっと不安になってしまう私たち。


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幾らお支払いすればいいですか?と訊いたら、「いやいや、要らないよ」との返事。

そういう訳にもいかないので、息子さんに訊いてみても同じ返事なのです。しかも皆さん、ニッコニコ。

パンの実はどう?と、わざわざ収穫までしてくれて。


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挙げ句の果てに、ココナッツは?と。

いやぁ、流石に重くて持っていけないので断ったら、「じゃぁ、房で持って行きな。車で送って行くから。」と有り難い返事。😭

目の前で幾つかもぎ取って、鉈でスパっと切ったと思ったら、どうぞ!とココナッツウォーター。これが結構な量なのです。なかなか飲み終わらない。


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車でディンギードッグまで送ってもらう途中、色々話をしていたのですが…

農家なのかと思ったら、アンリは普段は学校の先生をしているらしく、こんなにたくさんの果物は売っているのか訊いたら、家族で消費するのと人に上げるのだそうです。それもビックリ。

 

丁寧にお礼を言って、別れました。

だって…こんなにもたくさんの果物たち。


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次回、ライアテア島に来る時は、アンリご家族にお土産を持って行こうと思います。

 

ポリネシアの人の懐の深さに感銘を受けた日でした。