マルケサスを目指して航海した時の記録に戻ります。
前回は、ヤシガニの獲れる、無人島疑惑のMakatea マカテア島でした。
そこから北東に約300kmの距離にあるのがマニヒ島。
実はここに到着した日はかなり強い向かい風だったので、環礁の中に入るパスを通過すべき時間より1時間半ほど遅れてしまいました。
さらに運悪く、パスに入る時に時速55kmほどの風が斜めから吹いてきて大ピンチ!
しかもパスが結構狭くて、一歩間違ったら珊瑚礁にぶつかりそうです。
パスを通過する時はいつも緊張するのですが、今回は初めて来る島なのでさらにドキドキ。
よりによって、なんでこんなタイミングで風が吹くの〜?
うねりがすごくてストレスいっぱいでしたが、なんとか環礁内に入ることができて一安心。🥵
早速、村の散策に行ってみました。
まず最初に迎えてくれたのがパトロール中だった警察官。
「こんにちは〜。マニヒにようこそ!何か困ったことは?」と、にこやかに話しかけてきてくれました。
こういう時、ニコラはいつまでも話ができるのです。というか、まだ話してる。🫣
初対面なのによく話題があるわね〜っていつも思うんですが。🤔
海沿いに散歩してみました。
海がキレイなのはもちろん、魚もたくさん泳いでいます!
↓↓↓
ちょっと歩くと木陰でまったりしている人たちが…。
「ia ora na!! 」こんにちは〜。
向こうからも同様に。「ia ora na! ウェルカム、ウェルカム!マニヒにようこそ!」
1人の人(手前の人)が「昨日はマンゴーをありがとう!」
あぁ!気づかなかったけれど、アンカリングをしている近くでパールの養殖をしている方だった。挨拶がわりにマンゴーを持っていったんだった!
真ん中のおじさん(と言っても、きっと私たちよりかなり若い)の名前はタハキ。
まだ10時半を過ぎた頃だったのに、ビールをご馳走してくれたのでした。
しかも、室温で。😝
村を歩いていると、いろんな方が挨拶してくれるのです。
庭先から、おいで、おいでと招いてくれていたり(またビールを勧められたら困るのでバイバイ〜と去ってみました。)😙、自転車に乗ったおばちゃんが「こんにちは〜!私、役場に勤めてるので、何か困ったことがあったら言ってね。とにかく、マニヒへようこそ!ここではURU(パンの木の実)とか欲しかったら直接お願いしてもいいのよ。」と笑顔で話しかけてきてくれ…。
通りにいた女性は、「この奥が学校なのよ。私はそこでtatie タティ(子供達の補助をするおばさん)をしているの。よかったら、門の中に入って見学してもいいわよ。」と、結局、教室から出てきた先生までも雑談に加わったり…。
のどかな雰囲気が伝わるでしょうか…。平日の朝10時半過ぎ。
タヒチに住んで長い人でも、私たちのように色々な島に行く人もいないと思うのですが、感じることは、どの島もそれぞれ違うんだな、ということ。
とにかく、Manihi マニヒ島は人の垣根がないOPENな島でした。
雑談中に、日本人だと言うとマニヒにも日本人がいたんだよ、と誰もが口を揃って言うのです。
ポリネシアは黒真珠が有名ですが、実はこのマニヒ島で真珠の養殖が始まったそうなのです。ここにも日本人の功績が。素晴らしいですね。🤩
真珠を採取する時の副産物がKorori コロリ と呼ばれる貝柱。
パペーテのマルシェやタヒチのスーパーで買えますが、やっぱりちょっと割高。
ここでは1キロ当たり2000円弱。
直接、養殖場のオーナーから2キロ購入しました。
マニヒ島。観光客もいなくてひっそりしてましたが、のんびり長閑で贅沢な時間を過ごせます。いつかまた来ることがあれば、シュノーケリングをじっくりしたいな。
★ ブログランキングに登録してみました★